性病検査、潜伏期間にやっても大丈夫?|HIV, 梅毒, 肝炎は時期に注意!

性病が不安だ…。
あのとき、感染してしまったかもしれない。
でも、今のところ症状がないしな…。
どうしようかな…?

今回は、そんな皆さんにお伝えします。
検査しろ!
ただし、時期には気をつけろ!
と。

それはどういうことか、と言いますと…。性病には、潜伏期間というものがありまして。感染しても、自覚症状のない期間があるんです。だから、今症状がないからといって安心はできない…。そういうこともあります。

だから、少しでも不安に思ったらすぐに検査しろ!症状のあるなしに関わらず、すぐに検査しろ!そう言いたいところですが。

必ずしも、そうとは言えない事情もあるんです。えぇーと、ですね。性病検査には、検査できる時期(できない時期)というものがありまして…。できない時期にやってしまうと、正しい結果が得られなかったりするんですよ。感染しているのに陰性(-)とか、でっちゃたりするんですよ。それじゃあ、意味ないよ!っていうね。

という訳で、今回は性病の潜伏期間と検査のタイミングについて、けっこう長々と書いていきます。性病が不安な皆さん、検査を受けようか迷っている皆さんは、ぜひ最後まで読んでください。読んでおいて損はないです。

1-1. 性病の潜伏期間とは?

性病には潜伏期間があります。潜伏期間というのは【感染した時点から、症状が出現するまでの期間】のことで、
・感染してから、症状が表れるまでのタイムラグ
・感染しても、目立った症状が表れない期間
とも言うことができます。で、この潜伏期間なんですが。潜伏期間の長さは、性病の種類によって大きく異なります。1~2日で症状が出るものもあれば、数か月、数年と症状が出ないものもあります。かのHIVなんかも長いですよね、潜伏期間。数年~十数年経って、いきなり発症という…。あと、潜伏期間は個人差も大きいです。人によってまちまちです。性病の種類によっては、ずっと無症状の場合もあります。だから…、しばらく症状がないからといって、安心はできない…。とはいえ、いくらかの目安はありますし、性病を判断・判別するときの重要な指標であることは確かです。という訳で、今回は各性病の潜伏期間と初期症状について、サクッとまとめてみました。これを読んで、早期発見・早期治療に役立ててください。

 

1-2. 各性病の潜伏期間と初期症状

・HIV感染症(AIDS)

潜伏期間:感染初期症状:2-4週間
*その後、数年-十数年潜伏(平均8-10年間無症状)

感染して2~4週間ほどで、(初期症状として)インフルエンザのような症状が出ることがあります。しかし、特段特徴的な症状でもないので、風邪かな?ちょっと具合が悪いな…?といった感じで、見逃してしまうことも少なくないです。その上、そのような症状が出るのは約半数、残りの約半数は何と…無症状なのです。

・梅毒

潜伏期間:10日-3カ月(平均3週間程度)

感染して3週間ほどで、第1期症状として大豆ほどの大きさの、赤くて硬いしこりができます。しかし、特に痛みはなく、2~3週間ほどで自然に消えるので、見逃してしまうことも多いです。そのほか、リンパの腫れが生じることもありますが。こちらも痛みはなく…、気付きにくいです。

※感染して3か月後ごろに生じる第2期症状では、全身に症状が出るので大半の人は気付きます。

・B型肝炎

潜伏期間:1カ月-半年(平均60-90日程度)

B型肝炎ウイルスに感染しても、8~9割の人は無症状のまま自然治癒します。一方、残りの1~2割の人は発症し「急性肝炎」になります。潜伏期間は2~3カ月ほどで、主に以下のような症状が表れます。

・B型肝炎の主な症状
全身の倦怠感/食欲不振/吐き気/黒褐色尿/白色便/黄疸(身体や白目が黄色くなる)/発熱

急性肝炎は、基本的には安静にしていれば、2~3カ月程度で自然に治ります。しかし、まれに「劇症肝炎」に発展するケースもあるので注意が必要です(この場合、死亡率は7~8割)。

・C型肝炎

潜伏期間:2週間~6か月

C型肝炎感染者の約2~3割が「急性肝炎」になります(残りの約7~8割は無症状です)。潜伏期間は2週間~6か月程度で、軽い風邪のような症状(発熱、倦怠感、食欲不振など)のほか、褐色尿、黄疸などの症状が出ます。とはいえ、A・B型肝炎に比べて症状は軽く、黄疸も出にくいです。劇症化の確率も小さいです。そんな訳で。感染しても気付かないケースも少なくないです。

・性器クラミジア

潜伏期間:1-3週間

男性の場合、透明でサラッとした膿が出たり、尿道に痛みやかゆみが出たりします(ただし、約半数は無症状)。女性の場合、水っぽくサラサラしたおりものが出たり、下腹部に軽い痛みや違和感が出たりします(約8割は無症状)。潜伏期間は1~3週間程度、比較的早く症状が出ます(症状が出れば…、ね)。

・性器淋菌(淋病)

潜伏期間:2-7日

男性の場合、黄色くてドロッとした膿が出たり、排尿時に強い痛みが出たりします。女性の場合、黄色くてドロッしたおりものが出たり、軽い下腹部痛や不正出血が起きたりします(ただし、8~9割は無症状)。女性の場合、ろくに症状が出ないので、無症状だからといって安心はできません。そんな訳で。クラミジアなど他の性病を疑った際は、(淋菌も)併せて検査することをお奨めします。

・咽頭クラミジア/咽頭淋菌(淋病)

潜伏期間:咽頭クラミジア:1日-3週間 / 咽頭淋菌(淋病):1-3週間

咽頭クラミジア・淋菌では、感染して数日~3週間後に、風邪と似たような症状が出ることがあります(はっきり言って、風邪と見分けが付かない…)。

・咽頭クラミジア・淋菌の主な症状
喉の痛み・腫れ・発赤/咳/たん/発熱(微熱)

しかし、男女とも8割以上は無症状で、症状が出ることの方がむしろ稀です。珍しいです。そのため、(性器の方の)クラミジア・淋菌を疑った際には、のどの方も併せて検査することをお奨めします。

・膣トリコモナス症

潜伏期間:10日-数か月

女性の場合、黄色や黄緑色の泡立ったおりものが出たり、おりものに魚の腐ったようないや~な臭いが付いたりします。また、外陰部にただれやかゆみが生じたりします。男性の場合は、尿道にかゆみや違和感が生じたり、排尿時に痛みが伴ったりします。しかし、女性の半数以上、男性の9割以上は無症状といわれ、気付かぬうちに感染しているケースも多いです(というか、そちらの方が多い?)。潜伏期間は10日~1カ月程度、人によってはもっと長いこともあります。

・性器カンジダ症

潜伏期間:不定(早ければ、2日-2週間程度)

カンジダは、体内に元々あるカンジダ菌によって起こる病気で、厳密に言えば性病ではありません(多くの場合、風邪やストレス、月経時など体調のよくないときに、カンジダ菌が異常増殖して発症します)。そのため、感染して何日で発症とか、潜伏期間はどのくらい…とか、そういったものではないです。大体は、体調のよくないときに「ひょっこり」出てきます。で、症状については…。女性の場合、酒粕状やヨーグルト状の白いおりものが出たり、外陰部が赤く腫れ、強いかゆみが生じたりします。男性の場合、亀頭周辺にかゆみやただれ、水疱が生じたり、白苔(皮が白くはがれる)や浸軟(皮がふやける)と呼ばれる症状が出たりします。

・子宮頸がん(検査項目:HPV高リスク型)

潜伏期間:数年-十数年

子宮頚がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスが原因となっています。とはいっても、多くの女性が一生に一度は感染するもので、感染したからといって皆が子宮頸がんになる訳ではありません。実際、HPV感染者のうち、子宮頸がんにまでなるのは0.1%もいない…、くらいです。しかし、感染早期に目立った症状はなく、がんになるまでそう気付く機会がない、という問題があります。とはいえ、潜伏期間が数年~十数年とめちゃめちゃ長いので、定期的に検査を受けていれば、がんになる前にほぼ確実に発見・治療することができます。という訳で。何もなくても定期的に検査しましょう、という話になります。ブライダルチェックの際に、併せて検査するのもいいですよ。

・性器ヘルペス/口唇ヘルペス

潜伏期間:2-10日

性器ヘルペスでは、性器周辺に水疱や潰瘍ができ、かゆみや痛みが伴います。口唇ヘルペスでも水疱や潰瘍ができますが、性器ヘルペスに比べて症状は穏やかです。しかし、性器ヘルペス、口唇ヘルペスともに、感染しても自覚症状のないケースも多いです。また、感染してすぐ(数日以内)に症状が出る場合もあれば、感染したときには症状が出ず、しばらく経ってから症状が出る場合もあります。

2-1. 性病は潜伏期間でも検査できる?

先ほどは、各性病の潜伏期間についてまとめました。と、ここで1つ疑問が。
性病検査って、潜伏期間にやってもいいの?
と。確かに、もっともな疑問ですね。結論から言えば、「潜伏期間」と「検査ができる時期」は全くの別物です。潜伏期間だろうが何だろうが、さっさと検査した方がいい場合もありますし、逆にちょっと待った方がいい場合もあります。

で、その違いってどこから来るの?という話ですが。それは、検査の方法(あるいは性病の種類)によって変わってきます。そもそも、潜伏期間というのは【感染してから、症状が表れるまでの期間】でしたね。ということは、(感染していたら)症状が出ていなくても、体内に病原菌は存在する訳です。

1) さっさと検査した方がいい場合

従いまして。検査にもいろいろ種類はありますが、「病原菌の存在自体を調べる検査」であれば、潜伏期間でも(症状がなくても)正しい結果が出ます。つまり、すぐに検査できます。少しでも不安に思ったら、すぐに検査しましょう。えぇーと、例えば…。クラミジアや淋菌、トリコモナスなどに用いられる抗原検査、PCR検査などがこのタイプですね。

2) ちょっと待った方がいい場合

一方、「体内(血液中)の抗体を調べる検査」では、ちょっと具合が違います。それはどういうことか、と言うと…。そもそも抗体というのは、体内に病原菌が侵入したときにつくられる物質で、病原菌を排除・不活化するなど、免疫上の重要な役割を担っています。
しかし、この抗体をつくるには時間がかかるのです。性病の種類や個人差によってもまちまちですが、(検査に)十分な量をつくるにはおおむね1か月以上はかかります。

そのため抗体を調べる検査では、(感染が疑われる行為があっても)すぐには検査できないのです。いやまぁ、できるにはできるのですが。正確な結果が得られないかもしれませんよ、という話でして…。感染していても、抗体が少なすぎて陰性(-)とか。そういうことが起こり得ます。それでは検査の意味がないですからね。

えぇーと、それで…。この手の検査の具体例としては、HIV梅毒、各種肝炎など、血液感染系の性病がこれに当たります。これらは血液中の抗体を調べるので、検査ができるまでに少々お時間がかかります。大体、確実な結果を得ようと思いますと…。(感染が疑われる行為から)3か月は待った方がいい、とされていますね。

という訳で。待ちましょう。ちょっと待ちましょう。はやる気持ちもあるでしょうが、ときには辛抱して待つことも大事です。

何だか、話が先走ってしまいましたが。ここからは、各性病の検査可能時期(および検査方法、採取検体)について改めてまとめていきます。正確な検査結果を得るためにも、ここで一度、検査可能時期をチェックしておきましょう。

 

2-2. 各性病の検査可能時期

※検査可能時期:感染が疑われる行為から、最短で検査ができる時期

・HIV感染症(AIDS)

検査可能時期:3か月後
検査方法:ECLIA法(電気化学発光免疫測定法)第4世代
※確認検査:WB法(ウェスタンブロット法)
採取検体:血液

・梅毒

検査可能時期:1-2か月後
検査方法:ECLIA法(電気化学発光免疫測定法)
採取検体:血液

・B型肝炎

検査可能時期:2-3か月後
検査方法:ECLIA法(電気化学発光免疫測定法)
採取検体:血液

・C型肝炎

検査可能時期:3か月後
検査方法:ECLIA法(電気化学発光免疫測定法)
採取検体:血液

・性器クラミジア

検査可能時期:1-2日後
検査方法:リアルタイムPCR法
採取検体:(男性)尿 (女性)膣分泌物

・性器淋菌(淋病)

検査可能時期:1-2日後
検査方法:リアルタイムPCR法
採取検体:(男性)尿 (女性)膣分泌物

・咽頭クラミジア/咽頭淋菌(淋病)

検査可能時期:1-2日後
検査方法:リアルタイムPCR法
採取検体:うがい液(のど分泌液)

・膣トリコモナス症

検査可能時期:1-2日後
検査方法:PCR法(核酸増幅法)
採取検体:(男性)尿 (女性)膣分泌物

・性器カンジダ症

検査可能時期:随時(いつでも)
検査方法:PCR法
採取検体:(男性)陰茎表皮擦過物 (女性)膣分泌物

・子宮頸がん(検査項目:HPV高リスク型)

検査可能時期:随時(いつでも)
検査方法:ハイブリッドキャプチャー法(核酸検出法)
採取検体:膣分泌物

・性器ヘルペス/口唇ヘルペス

検査可能時期:2-3日後
検査方法:PCR法
採取検体:(男性)陰茎表皮擦過物 (女性)膣分泌物

☆要点整理:ここがポイント!

1) 性病の種類(あるいは検査の種類)によって検査可能時期は異なる。

・血液感染系の性病(血液検査)
 →検査可能時期が遅い(1~3か月程度)
・血液感染系以外の性病(尿検査、粘膜検査、うがい検査等)
 →検査可能時期が早い(1~2日程度)

2) 血液感染系の性病(HIV、梅毒、各種肝炎等)はすぐに検査できない!

・抗体が十分にできるまで1~3か月程度かかる。
・正確な結果を得るためには、辛抱強く待つべし(なるべく3か月)。
*ただ、待っている間に忘れてしまっては本末転倒ですが。
*もちろん、待っている間は他の人とセックスしないでね。

3) 血液感染系以外の性病は、比較的すぐに検査できる!

・クラミジア、淋菌等は早期発見・早期治療のためにも、早く検査するのが吉。

 

結論:検査可能時期をしっかり守って、精度の高い検査を!

正しい検査結果を得るためにも、本当の安心を手に入れるためにも、検査可能時期はしっかり守りましょう。特に不治のHIVなどは、不安でたまらない!早く検査したい!という気持ちが強いでしょうが。正確な結果を得るためには、辛抱強く待つことも大事です(HIVの場合、3か月ですね)。もちろん、性病は早期発見(&早期治療)が大切ですが。さすがに、発見できないような時期での検査は控えましょう、ということで。検査可能時期をしっかり守って、精度の高い検査を受けましょう。

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とりあえず検査なら、郵送性病検査キットがおすすめ!

という訳で、とりあえず検査がしたい。シロクロはっきり付けたい。でも、どこで検査したらいいの?そんなあなたに、おすすめしたいのが郵送でできる「性病検査キット」です。この方法なら、わざわざ病院へ行かずとも気軽に検査ができます。えっ、そんなことできるの?という皆さん。それができるんですよ~。検査の流れをザッと説明すると、大体こんな感じ…。

・Amazonのようにネットで買う
  ↓
・検査キットが家に届く
  ↓
・説明書を見ながら、自分で検体を採取する(難しくないよ!)
  ↓
・業者に検体を送り返す
  ↓
・検査結果が届く(大体、ネット上で見られる)

どうです、簡単でしょ?だいたい、ネット通販と進研ゼミのあいのこ、みたいな感じ。それに、【病院へ行かなくていい】のはもちろんのことですが。性病検査キットには、ほかにもいろんなメリットがあります。

・何よりもラク!

性病検査キットのメリットは何よりもラク、ということです。感覚としては、ネット通販の延長線上といった感じです。何せ、買うときはAmazonのように「ポチ」、翌日あたりに自宅に「ピンポーン」、検査結果もWeb上でパスワードを入れて確認、ですからね。ネットに慣れた現代人には、非常にハードルが低いはずです。少なくとも、病院へ行くよりはラクなはずです。

・検査費用が病院より安い!

性病検査キットは安いです、リーズナブルです。何せ病院へ行ったときのように、余計な初診料や再診料がかかりませんので(検査で1回、その結果を聞くのにもう1回、大きいですよ~)。安く済みます。もう1つ、ネットでの購入後は、追加費用はかかりません!だから、費用が分かりやすいです。という訳で。性病検査キットは、全体的にコスパがよく費用に安心感があります。

・検査結果が病院より早く分かる

性病検査キット各社は、自社に検査ラボを持っていることが多いです。そのため業者にもよりますが、病院よりもスピーディーに検査してくれることが多いです。大体早ければ、注文から検査結果通知まで3~4日くらい。無駄にせっかちな私たちにとっては、けっこう大きな差ですよ~(病院だと「では、1週間後にまた来てください」という例のアレです)。

・誰にも知られず、こっそり検査できる

性病検査キットは家でこっそり検査できるので、家族やパートナーにばれるリスクが小さいです。保険証を使わないので受診履歴も残りませんし、検査結果もWeb上でこっそり通知されます(もちろん、パスワードロック付き)。もちろん、医者に陰部を凝視されたり、性交渉の内容を説明する必要もありません。だから、こっそりやりたい方、なるべく1人で解決したい方にはおすすめです。

 

◯ 特に、GMEの性病検査キットがおすすめ!

このように、性病検査キットにはさまざまなメリットがあるのですが。そのなかでも、特におすすめなのが「GME医学検査研究所」の性病検査キットです。GMEは業界最安値水準、業界最速水準の検査キット業者で、検査の品質にも定評があります。皆さんも、安くて早くて安心な、GMEの性病検査キットを利用してみてはいかがでしょうか?

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